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梅雨の軽貨物配送はきつい? 雨の日のリアルと、広島で長く続けるコツ

梅雨・雨の日の軽貨物配送はどれくらい大変か、売上はどう変わるか、必要な装備と安全対策を広島の運送会社視点で正直に解説。雨の日こそ差がつく続け方のコツまで。

雨・風・雷・傘など梅雨や悪天候を表したアイソメトリックイラストのセット

「軽貨物を始めたはいいけど、梅雨に入って一気にしんどくなった」——この時期、いちばん多い相談です。

正直に言います。雨の日の配送は、晴れの日よりきついです。これはどんな会社に行っても、独立しても変わりません。ただ、雨の日との付き合い方を知っているかどうかで、続けられる人と辞めていく人がきれいに分かれます。

広島で軽貨物をやっている運送会社の立場から、梅雨の配送のリアルと、長く続けるための実践的なコツを、きれいごと抜きで書きます。

雨の日、実際どれくらい大変なのか

晴れの日と比べて、雨の日に増える負担はだいたいこの3つです。

  • 1件あたりの時間が伸びる — 傘をさす、荷物を濡らさないよう気をつける、足元に注意する。一つひとつは数秒でも、1日100件前後こなせば積み上がります。
  • 体力と集中力を余計に使う — 視界が悪く、路面も滑る。気を張り続けるぶん、晴れの日より疲れます。
  • 濡れる・乾かない・冷える — 装備が甘いと、午後にはインナーまで湿って体力を奪われます。梅雨どきは気温も不安定で、これが地味にこたえます。

ここを「根性で乗り切る」と考えている人ほど、梅雨で消耗して辞めていきます。逆に、装備と段取りで対処すると決めている人は、雨の日も淡々とこなします。差はメンタルではなく、準備です。

売上は雨で下がるのか

気になるところだと思います。結論から言うと、働き方によって変わります。

時間あたりでこなせる件数は、雨の日はどうしても落ちます。1件ごとに時間がかかるぶん、同じ稼働時間でも配達数が減るからです。完全出来高(1個いくら)の働き方だと、ここが売上に直結します。(そもそも1日の配送がどう流れるかはドライバーの1日 完全公開で具体的に紹介しています。)

一方で、宅配・置き配の需要そのものは雨の日に減りません。むしろ「外に出たくないから通販で頼む」人が増え、荷物量はむしろ安定します。仕事がなくなるわけではなく、1件あたりの手間が増える——これが雨の日の正体です。

だからこそ、固定の委託案件で「1日いくら」「ルートが安定している」働き方は、梅雨の収入が読みやすい。天気に売上を左右されたくない人ほど、案件の選び方が大事になります。

雨で稼げないのではなく、雨でも変わらず回せる体制を組めているか。ここが分かれ目です。

雨の日の装備リスト(これだけは揃えてほしい)

梅雨を乗り切るための最低限の装備です。安いものでいいので、シーズン前に揃えておくと別人のように楽になります。

  • 上下セパレートのレインウェア — ポンチョは乗り降りで邪魔になります。動きやすい上下分かれたタイプを。透湿性のあるものだと蒸れにくい。
  • 防水の靴 or 長靴+替えの靴下 — 足が濡れると一日中不快です。替えの靴下を車に常備するだけでも体力の減りが違います。
  • タオル2〜3枚 — 手・荷物・ハンドルを拭く用。乾いたタオルが車内にあるかどうかで効率が変わります。
  • 荷物用のビニール・大きめのレジ袋 — 荷物を濡らさないための保険。濡れによるクレームは信頼を一発で削るので、ここはケチらない。
  • スマホの防水対策 — 配達アプリは雨でも操作します。防水ケースか、せめて画面が濡れても反応するフィルムを。
  • 車内のフロアマット・タオル — 自分が乗り降りするたび車内が濡れます。マットを敷いておくと足元が荒れません。

「濡れてもいいや」で1日過ごすのと、上の装備で1日過ごすのとでは、夕方の疲れ方がまったく違います。季節を問わず揃えておきたい道具はおすすめアイテム17選にまとめているので、あわせて参考にしてください。

安全運転は、晴れの日の倍意識する

雨の日にいちばん怖いのは、売上でも疲労でもなく事故です。1回の事故で、それまでの稼ぎも信頼も飛びます。

  • 車間と速度を落とす — 路面が濡れると制動距離が伸びます。「急がない」が最大の防御です。
  • 発進前の点検をいつも以上に — 雨の日はワイパー・ブレーキ・タイヤの状態が直接安全に響きます。基本の確認手順は日常点検ガイドにまとめています。
  • 歩行者は見えていないと思って走る — 傘で視界を遮られた歩行者は、車に気づいていないことが多い。住宅街は特に徐行で。
  • 時間に余裕を持たせる — 雨の日に焦るのがいちばん危険。最初から「今日は時間がかかる日」と織り込んでおけば、無理な運転をしなくて済みます。

広島は梅雨どきの雨量が多く、短時間で強く降ることもあります。ワイパーが追いつかないほどの雨なら、無理せず安全な場所で小休止する——これも立派な判断です。

広島ならではの注意点

地元で走るからこそ知っておきたいポイントです。

  • 冠水しやすい道を把握しておく — 川沿いやアンダーパス、低い土地は強い雨で水が溜まりやすい。一度冠水路を見つけたら、雨の日の迂回ルートとして覚えておくと安全です。
  • 太田川水系・河川敷沿いの道は視界と風に注意 — 開けた場所は横風と吹き込む雨で視界が落ちます。
  • 佐伯区・西区の住宅街は道が細い — 雨の日は路地での歩行者・自転車との距離に特に気をつけて。

「この道は雨だと危ない」という土地勘は、地元ドライバーの大きな武器です。続けるほど自分だけの安全マップができていきます。

雨の日こそ、続ける人に信頼が集まる

最後に、いちばん伝えたいこと。

雨の日に淡々と荷物を届けられる人は、強いです。 晴れの日だけ調子がいい人より、天気が悪い日もきっちり回す人のほうが、現場でも荷主からも信頼されます。梅雨を越えた経験は、その後ずっと自信になります。

とはいえ、無理は禁物です。体調を崩してまで走る必要はないし、危険を感じたら止まる判断ができる人が、結局いちばん長く続きます。続けるコツは、頑張りすぎないこと。 装備と段取りで楽をして、危ないときは休む。それだけで梅雨はずいぶん楽になります。


エンプロイーズワンでは、「雨の日だから無理してでも全部回せ」とは言いません。安全第一で、無理なく続けられる働き方を一緒に考えます。これから軽貨物を始めたい方、今の働き方に不安がある方は、まずは気軽に話を聞きに来てください。雨の日の現場のことも、収入のことも、包み隠さずお話しします。